年賀欠礼 | →年賀欠礼よくある質問 | |
Q1 | 礼服 | :忌明け法要には何を着たらいい のか? |
Q2 | 密葬 | :密葬の行い方は? |
Q3 | 会葬礼状 | :句読点がないのはなぜ? |
Q4 | 死亡通知 | :自営業である場合の知らせ方は? |
Q5 | 表書き | :キリスト教の場合の表書きは? →葬儀しきたり館>表書き |
Q6 | 法要 | :寺院へのお布施についてききたい |
Q7 | 風習 | :妊婦が葬儀に参列する場合は? |
Q8 | 香典 | :葬儀後に香典を出したい場合、どうしたらいいのか ? |
Q9 | 税金 | :葬儀費用はどこまで経費にできる か? |
死の総合研究所>しきたり |
「葬とれんど」コーナーの「しきたりとれんど」では、「もしも相談室」に届くよくある質問を分析し、毎週コラム風に取り上げています。 --> 「葬とれんど」 |
Q1 礼服: 四十九日の法要には何を着たらよいのでしょう か? やはり和服でしょうか? それとも洋服の喪服でよいのでしょうか? |
A1: 四十九日法要は葬儀に準じます。正喪服を着用します。 喪をあらわす服装 には、正喪服と略喪服があります。女性の場合の正喪服(正装)は、和服ならば5つ 紋付きの黒無地に黒の帯、洋装ならば黒無地のワンピースやツーピース(ブラックフ ォーマル)です。略喪服は和服ならば色無地に黒の帯、洋装ならば地味な色のスーツ などとなりますが、ブラックフォーマルを着用される方がほとんどです。 一 周忌、三回忌と回を重ねるにしたがって、喪の表現は少なくしていくのが一般的です 。 和装、洋装のどちらを着用するかについて、特に決まりはありません。参 会者より軽い服装はしないことです。 |
Q2 密葬: 主人の葬儀をするときには、できれば家族のみ で静かに見送ってあげたいのです。このような場合はどうしたらよいのでしょうか? 通夜や葬儀のことを詳しく教えていただきたいのですが。 |
A2: 最近では身 内だけで葬儀をするという形が一部で出てきています。それは身内が会葬者の対応に おわれ、心からのお別れができないということから、芸能人を中心に出てきました。
これを密葬といいます。ただし密葬の注意点は、死亡連絡をいつするかということで す。実際、身内だけで葬儀をしたあとに、死亡通知を親戚や友人にしたら、何で葬儀
に呼んでくれなかったといって叱られたり、また友人が死亡通知を聞いて、あとから 個々に焼香に訪れ、その対応に追われるということにもなりかねません。 そこ で死亡通知の際に、ご主人の遺言で密葬をするということを同時に伝える必要があり ます。 なお、詳しくはお近くの葬儀社さんにご相談下さい。 |
Q3 会葬礼状: 葬儀当日の返礼品 に添える礼状に、句読点がないのはなぜですか?あってはいけないのですか? |
A3: 会葬礼状などの文面は昔は筆で書いたものです。日本の古典的文面では句読 点を用いず、そのしきたりが今に残っているものと思います。従って文章的には句読 点があったほうが読みやすいことから、これからは見直されるものと考えられます。 |
Q4 死亡通知: 父が危篤になり、あと1週間の命と診断されました。 自営業であるため、取引先な どに案内状を出さなければなりません。主要な取引先にFAXしたいと思っています。 そこで、その案内状の簡単な文例や構成などの例がありましたら有難いと思い ます。 |
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A4: ファックスで死亡通知を行う場合には、葬儀の日程も一緒に掲 載すると、2度通知しなくてすみます。以下は例です。 弊社社長○○儀 兼ねて病気療養中のところ○月○日逝去いたしました。ここに生前のご厚誼を深謝し 慎んでご通知申し上げます
以上のよ うな形式が多く、これは新聞での案内の形式とほぼ同じです。 |
Q5 表書き: キリスト教の人が亡 くなり、香典をということになりました。知人の会社の事務の女性に聞いたところ、 蓮の花の入った香典袋はキリスト教ではタブーとされているという事を聞きました。 こうしたことについて知っていることがあるようでしたらお教え願えればと思います 。 |
A5: 蓮の花の描かれたものは、仏教の極楽をイメージしていますので用 いません。キリスト教の表書きは御花料が多いようです。 |
Q6 法要: このたび祖母の法事( 23回忌)の手配をすることになりました。お寺に納める費用(正式名称が解らない) を、どのようにお渡ししてよいものなのか解りません。通常の香典袋に入れるもので しょうか?その場合の表書きは?相場は? |
A6: お寺へ納めるお金は「お布 施」といいます。法要の際にお寺に納めるお礼は普通、白の飾りのない袋に黒白の水
引きで「お布施」と表書きします。 お布施をいくらと明言することはこちらで は難しいところです。 23回忌ということですのでこれまでに行った法事のお布 施と同額でけっこうです。 それでも疑問に思われることがありましたらやはり 直接僧侶にお尋ねになるのがよろしいかと思います。 |
Q7 風習: 妊婦が参列する ときに鏡を持っていくと良いと聞きましたが、そのときの鏡の向きや他に気をつける ことがあれば教えてください。 |
A7: 鏡は昔から魔よけとして用いられてい ました。妊婦が鏡を身につけるというのは、死者の霊が体内に入らないというための 役目を果たすものと考えられます。その向きは文献をさがしてもみあたりませんが、 普通魔物が鏡を見て恐れて逃げるといういわれから、外に向けることが考えられます 。外国では鏡をふせるという考えもありますが、その場合死者が鏡のなかにはいらな いようにするためといいます。 |
Q8香典: 友人のお母様がお亡くなりになりました。とりあ えず、お香典をと思ったのですが、すでに何日も過ぎてしまっています。今さら、お 香典というのもおかしいかなと思いまして、それでは、何と表に書けばよいものか、 お教え願えますでしょうか。 |
A8: 葬儀の場合、御香典か御霊前が多く、御 霊前はだいたい49日までは使われ、忌があけると仏となるということで御仏前という ふうに使い分けることがあります。(浄土真宗の場合には、御霊前はつかいませんが )御香典は香を供える代りにお金をという意味ですので、御香典でもいいと思います 。 |
Q9 税金: 葬儀費用をどこまで経費とできるのかアドバイスをお願いいたします。 |
A9: 葬儀費用をどこまで経費とできるのかとの質問ですが、普通の解釈では、通夜と葬儀に かかった葬儀費用。食事費用。それから読経料。戒名料です(余り高い戒名料はだめ なことがある)。従いまして後日に行う香典返しは免除になりません。また香典には 税金がかからないようです。 |