身内を亡くされたときには、喪に服する意味で年賀状を控える習慣があります。その場合、年賀状を交換している人のために(故人のを含めて)年賀欠礼の挨拶状を差し出す習慣があります。
このはがきはなるべく12月初旬には到着するようにします。年賀欠礼のあいさつによってはじめて死亡通知を知る方がありますのでは、いつ、誰が亡くなったかを記します。
(例1)
この夏、父が逝去いたしましたので、年末年始のごあいさつは、失礼させていただきます。本年はひとかたならぬご厚情に預り、厚くお礼申し上げます。明年も変わらぬご交誼のほどお願い申し上げます。寒さ厳しきおりから、どうぞご自愛ください。
(例2)
本年十月、長らく患っておりました父を亡くしました。つきましては新年のご挨拶を失礼させていただきますので、何卒ご了承下さいませ。よいお年を迎えられますようお析り申し上げます。
ご主人様が急逝されてはや半年になりますね。日ましにお淋しいことと拝察いたします。
ご服喪中でいらっしゃいますのでお年賀は差し控えさせていただきます。どうぞご自愛なされて新しい年をお迎え下さいませ。
例1:
寒中お見舞 い申し上げます。
このたびは年始状を頂戴いたしましてありがとうございました。
実は病床にありました実家の兄が、昨年の十一月に他界いたしまして、私共服喪中でございますために、年賀のごあいさつを失礼いたしました。皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
例2:
寒中お見舞 い申し上げます。
このたびは、ごていねいに新年のごあいさつをいただき、ま ことにありがとうございました。
実は昨年8月父を亡くし服喪中のため、年賀状をさ し控えさせていただきました。ご通知が遅れましたこと、どうぞお許し下さい。
本年も、ご交誼のほどよろしくお願いします。
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