霊柩車の出発の前に喪主または親族代表が、会葬者にお礼のあいさつをするのが最近の風習になっています。
(1)簡単な挨拶文例
本日はご多用中のところ、○○の葬儀に
ご会葬いただき、最後までお見送り賜り、
故人もさぞ喜んでいることと思います。
なお残されました私どもに対しまして、
○○同様のご指導をいただきますようお願い申しあげます。
ほんとうに、ありがとうございました。
(2)一般的な挨拶文例
本日は、お忙しい中を、わざわざご会葬いただき、ありがとうございました。
○○の生前中には、皆様に格別のご厚情をいただき、
本日はこのように多くの方々にお見送りをいただき、
○○もさぞ感謝していることと存じます。
これからは私たち一同、故人の遺志を継ぎ頑張っていく所存でございます。
故人同様のおつきあいと、ご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上ます。
(3)病状に触れた挨拶文例
遺族を代表いたしまして、一言ご挨拶申しあげます。
本日は、皆様ご多用のところを、わざわざご会葬くださいましたうえに、
最後までのお見送りをいただき、誠にありがとうございました。
故人も、さぞかし喜んでいることと存じます。
○○の生前中は、ひとかたならぬご厚意をいただき、
療養中は手厚くお見舞いくださいまして、深く感謝しております。
○○は以前より健康に任せて無理をするきらいがあり、
私どもはその点を心配しておりました。
それが突然病いに倒れ、ついに不帰の人となってしまいました。
今日の時代といたしましては○○歳という年齢は短かすぎるほどで、
あと十年生きていてくれたらと、それのみが心残りでございます。
今後は残されました遺族一同、非力ではありますが
○○の遺志にそうよう頑張って参ります。
故人同様のご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上ます。
これをもちまして、お礼の言葉といたします。