喪主挨拶はメモを準備

[男性 57歳]

イラスト  会葬者への挨拶は今までに2回を数える。はじめはメモ無しで行ない失敗したため、2回目はメモによる挨拶にした。重苦しい雰囲気の葬式も無事に終えてほっとする間もなく、会葬者を前にしての挨拶について、私の体験を述べてみたいと思う。
 誰でも挨拶をする立場になれば、具体的にどのようなことをどのような方法で順序で言ったらいいか考えるのが普通ではないかと思う。いくら挨拶が得意でないと言っても普通以下の挨拶ではみっともないということである。私が最初に行なった挨拶はメモなしのごく普通のものであったが、いざはじめてみると、どのようなことをどのようにして言ったらいいかわからなくなってしまった。こうなるともう挨拶の組み立てを直すのは容易でなくなってしまう。順序がメチャクチャになって、最低限言わなければいけない言葉が欠落したり、あまり必要のないことまで言ったりして、赤面ならぬ青面やるかたなかった。間移さず葬儀屋さんがなんとかして助け舟を出してくれたんだが。結局私なりに採点すれば30点ぐらいの出来だったと思う。
 これでは葬式という特異な挨拶にしてもちょっとお粗末すぎるんではないかと判断する。本人のしゃべることへの勉強が不足していたんだといってしまえばそれまでのことだが、初めからメモによって挨拶したほうが無難ではないかと痛感した。そのため2度目の時は、メモに頼って挨拶を行ったが、その出来具合は50点から90点ぐらいでよく頑張ったなあと思った次第である。


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