どこまで連絡すべきか

[男性 26歳]

イラスト  この5月に、85歳の祖父が亡くなった。
 葬儀の際、どこの範囲(友人、親類、ご近所など)まで呼ぶか、が問題になった。祖母はそんな状態でなかったのか、父が連絡を一手に仕切った。
 しかし、ここからが問題であった。私や他の家の家族、叔父母あたりまで、知っているところはまだしも、血縁でもここはどうしようとか、古くから付き合いのあるところはどうしよう…と相当苦心した様子であった。それに時間も限られてしまうので「まあ、あそこに連絡しとけばあとは派生的に行くだろう」と考えてしまったのではないだろうか。式中、式後になって、改めて父や叔父達と考えてみた結果、××さん所は来てない、とか○○さんのところは連絡いってるのか? というのがいくつか出てくる始末。父が一言「どこに連絡するか教えてくれんと」と、こぼした。
 私の家の場合は父の兄弟が7人と多く、祖父も友人が多岐にわたっていたことが事を一層複雑化させたのである。
 やはり生前中から、年賀状や住所録等から親しい友人やちょっと遠い縁者、特別に呼んで欲しい人、逆に知らせて欲しくない人のことをリストアップしておくと一番良いのである。もっともそれをあまりに性急に行なうと、お前は私を死なせたいのか、となってしまうのでご注意を!


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