双葉葬祭　葬儀の事前設計

あなたがお葬式に期待されていることを「我が家の葬儀シナリオ」として編集します。シナリオの中から自分にふさわしい、典型事例を見つけ出してください。葬儀の筋書きをシナリオの組み合わせによって設計します。ジャンルごとに失敗事例もありますから、ご参考にして下さい。

■設計の仕方

葬儀の構成要素として6つのジャンルが設定してあります。更にそれぞれに6つづつ合計36のシナリオがあります。その中から3つだけ選択し、その3つのシナリオに主シナリオ、副シナリオ、サブシナリオと重み付けをして下さい。その3シナリオによってその後一貫した設計が可能になります。
それを持って相談にゆけば、葬儀社はあなたがどんな葬儀を望んでいるかすぐにわかります。

式場施設シナリオ

来て下さる方の身になれば配慮が行き届いた葬儀専門式場がよい。

一軒丸ごと貸し切りの式場なら家庭的で気がねなく使えます。

儀式空間として伝統格式を重んじれば式場はやっぱり寺院です。

喪主の本拠地で仮葬儀、故人の故郷の菩提寺で本葬儀を行う。

式典のない火葬だけの葬儀でも立派にあの世に旅立てます。

ほとんどの方が車で来られるので駐車場完備の式場が欠かせません。

宗教儀礼シナリオ

信仰はありませんが、仏式でなければお葬式をした気がしません。

遺影写真と棺と花だけの無宗教葬で行いたい。お布施の心配もありません。

宗派の伝統に則った正しい葬儀を執り行い、故人をあの世に送りたい。

お寺さんに来て頂き家族だけで密葬。後日、平服で気軽にご参列頂き無宗教で「お別れ会」

俳句の仲間でお互いに追悼句を詠む約束です。私も辞世を残します。

長寿を祝い赤飯で旅立つ、わが家でいつまでも語り継がれるお葬式。

参列者構成シナリオ

先生、さようなら「きをつけ、れい」「あおげばとうとし、いざさらば」

世話になった人達が初七日に遺族を招いて「感謝の夕べ」を催してくださいます。

世間に迷惑をかけないよう、家族だけでこぢんまりと行いたい。

会社の人が多いから、通夜を告別式とし、葬儀は身内だけで行いたい。

長年の一人暮らしで身寄りもなく知らせる人もありません。

町内の方々が中心なので、式場までマイクロバスで送迎してほしい。

おもてなし社交シナリオ

飲み食いが人間関係相続の場です。「これだけは、けちるな」が家訓です。

お悔やみの言葉を遺族にかけやすい立食形式の通夜ぶるまい。

ご恩になった方々に、礼を尽くし、滞りなく葬儀を終えるのが喪主の役目です。

老若男女のにぎわいは葬儀だからこそ許される最高の御馳走です。

どんなご馳走を出されても咽を通りません。「おかゆ」を供え最後の晩餐を共にします。

味気なくてもお酒を出さないのが車社会のマナーになりました。

遺体遺骨シナリオ

自宅に寄らず、病院から式場に直行し、遺体を安置させてほしい。

海外から家族が到着する日まで遺体の世話をしてほしい。

安らかな死顔は家族の願いです。死臭がもれるのも困ります。

巡礼姿の死装束を身に付けた父の姿を最後にしたくありません。

一生に一度はリムジンに乗せてやりたい。

できれば遺骨を寺で預かってほしい。しばらくお墓を建てる予定がありません。

予算管理シナリオ

自分に必要な項目だけを加算すると自分流で無駄のないプランが出来上がる。

家族葬20名様○○万円などのパック料金なら予算の目途が立てやすい。

「これだけで」と定額渡しきりの約束なら追加予算の心配がなく安心です。

葬式一式と葬儀後に必要となる費用までを含む総予算で見積もってほしい。

生前契約をして代金を前払い。息子にも知らせておきたい。

お布施の予算を葬儀社から伝えて、お寺の了承を得ておいてほしい。