病院に入院して回復せず、そのままお亡くなりになった場合に、病気見舞にこられた方々に対して、いつ、どのようにお礼を述べらよいでしょうか。ここでは葬儀の後に会葬御礼の意味を含め、お礼状を出す方法を紹介しました。
○○の葬儀に際しましては、わざわざご会葬下さいまして、まことにありがとうございました。入院中にはご丁寧なお見舞いをいただきありがとうございました。○○はたいそう喜んでいたことと存じます。せっかくお励ましいただきましたが、これが定めだったのだろうと思います。ご厚情の程わたくしども有難く心から感謝申しあげております。○○も、多くの知己に恵まれ、幸せな晩年を送ったことと思います。ここに改めてお見舞いくださいましたこと、○○に代わりまして、厚く御礼申し上げます。何卒、末永くご健勝にお過ごし下さいます事を、衷心より祈り上げます。
先生をはじめ皆々様には、お変わりなくお仕事にお励みのことと存じます。さて、○○入院中にはまことにお世話になりました。葬儀も無事終わりまして、ようやく少しは落ち着きを取り戻したところでございます。○○の死に際しましては、気持ちも動転致しておりまして、色々と手をお尽くし下さいました皆様にも、十分なお礼を申し上げる間もないまま大変失礼致しました。思えば○○も先生の治療と皆様の看護を受けることができて幸せだったと存じます。そして○○ばかりでなく、私たち家族の者もずいぶんと頼りにさせていただきました。本来ならお一人お一人にお礼申し上げるべきところではございますが、書中をもちまして、ここに厚く御礼申し上げます。