カトリックの葬儀では葬儀ミサが行なわれますが、その順序は入祭の儀、みことばの 典礼と続きます。そのあと告別式に移りますが、ここでは「みことばの典礼」に用います詩編をとりあ げました。
(1) | 谷川の水を求めて、あえぎ、さまよう鹿のように、神よ、わたしはあなたを慕う。 わたしの心はあなたを求め、神のいのちにあこがれる。 いつになったらみ前に至り、あなたを仰ぎ見られるのか。 思い起こせば心は高鳴る、喜び祝う人々とともに、感謝と賛美の声を合わせてわたしはみ前に進み出た。 あなたの光とまことを送ってわたしを導き、あなたのすまい、聖なる山に、わたしを招いてください。 わたしは神の祭壇に行き、わたしを喜ばれる神の前に進む。 わたしの心はなぜうち沈み、思いを乱して嘆くのか。 希望をもって神に賛美をささげよう、わたしの救い わたしの神に。 (詩編42より)
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(2) | 神は恵み豊かにあわれみ深く、怒るにおそく、いつくしみ深い。 罪に従ってわたしたちをあしらわず、とがに従って罰せられることはない。 父が子どもをいつくしむように、神の愛は神をおそれる者の上にある。 神はわたしたちの姿を知り、ちりにすぎないことを心に留められる。 人の日びは草のよう 野の花のように咲く。 風が通り過ぎると消え去り、その場所を訪ねても、だれも知らない。 いつくしみは、神をおそれる者の上にとこしえに注がれる。 その正義は子孫に及び、契約を守り、さとしを心に留めて行なう者に及ぶ。 (詩編103より)
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司祭: | 主は皆さんとともに |
一同: | また司祭とともに |
司祭: | 心をこめて神を仰ぎ |
一同: | 賛美と感謝をささげましょう。 |
司祭: | 聖なる父、全能、永遠の神、いつどこでも主・キリストによって… 神の威光をあがめ、権能を敬うすべての天使とともに、わたしたちもあなたの栄光を終りなくほめ歌います。 |
一同: | 聖なるかな、聖なるかな、聖なるかな、万軍の神なる主。主の栄光は天地に満つ。 天のいと高きところにホザンナ。ほむべきかな、主の名によりて来る者。 天のいと高きところにホザンナ。(以下略) |