仏壇はその材質によって金仏壇、唐木仏壇、新仏壇に分けられます。金仏壇は西日本中心に、唐木仏壇は宗派を問わず関東地方で多く用いられます。
金仏壇は、桧や杉の白木に漆を塗り、金箔を押したもの。室町時代に浄土真宗の蓮如上人が仏壇の安置を説き、極楽浄土の象徴として普及しました。
東南アジアで産出される黒檀・紫檀をはじめ、けやき・桜・鉄刀木（たがやさん）・桑・ 桐などの高級木を用いた仏壇。唐木は木目が美しく、風格のある素材として知られている。
プラスチックなどの新素材を用いた仏壇。最近ではマンションや洋風住宅に合わせた近代 的な仏壇も販売されている。
| ●金仏壇 | ●唐木仏壇 | ●上置仏壇 |
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茶や湯または水を入れる容器。水は生命の根源であり、あらゆる生物を生かす「布施」の行にあたります。（浄土真宗では茶・水を供えません）
一般的に燈明は２つで、対に飾ります。２本のローソクは暗黒の世界を慈悲の光で照らし、煩悩の闇を智慧の燈明で抜け、お釈迦さまの教え「法を燈とせよ、自らを燈とせよ」の２燈を表しています。
花は風雪に耐え、人目のつかないところでも美しく花を咲かせ、実を結びます。六波羅密の「忍辱」の行にあたります。
焼香のとき香を焚く器。焼香は六波羅密「精進」の行に相当する供養で、煩悩や執着を離れ、人のために働く仏道精進を誓うものです。
ご飯を仏さまに伝える容器。お釈迦さま葉５年間の断食の苦行やめ村娘（スジャーターの捧げる乳粥をすすって体調を整えた後、深い禅定に入りました。飯食（ぼんじき）との食事のことで、「禅定」の行と同じとされ、報恩感謝の表れとされています。
お菓子や果物などを供える器。三角に折った半紙の上に、季節ごとの初物を仏に供え、豊 かな実りに感謝しましょう。
お勤めのはじめやお経の区切りに打つもの。普通は二つ打ち鳴らすことになっています。はじめは軽く打ちますが、これは仏への慈悲をねがうものです。二つ目はやや強く打ちますが、自分自信の信仰と私への帰依の誓い、仏の心を一つにすると言われています。
お経の調子を調えるために使います。魚は夜も目を開けているところから、怠惰や惰眠を覚えますという意味もあります。
仏前に飾られる敷物です法事やお盆、お彼岸、お祝いごとなどに用います。
このほか、香を入れる香合、線香差し、常花、灯篭、経机などがあります。