1989.05
死の事典

ア行

●安楽死

生命の回復の見込みのない念者の苦痛を和らげるために、死に至らしめる処置。安楽死には治療行為を行わず、患者の苦痛だけを取り除くという「消極的安楽死」と、苦しみを和らげるために、多量のモルヒネなどを注入して死に至らしめる「積極的安楽死」がある。
刑法の立場から出ている安楽死の基準は、「死期が迫っている」「肉体的痛みが激しい」、「本人が死を望んでいる」、「処置は医師が行う」「実施に当たって苦痛を与えない、の五つが条件となっている。

●遺族

死亡者の親族のこと。遺族の生活の保証のため、民法上の親族とは別に、遺族の範囲を決めている。多くは配偶者(内縁)、子、父母、祖父母、孫。また兄弟姉妹を含める場合(恩給法)。親族でなくとも、死亡当時その収入で生計を維持していた者を含める場合もある。

●遺族年金

家庭の生計の担い手の老齢年金、障害年金の受給者の死亡にさいして、遺族の生活の保障を目的とした年全保険の一給付。

●1次救命処置

呼吸や循環機能が機能せず、生命に危機に陥っている人に対する救命処置で、心肺蘇生法を行う。方法は気道確保、人工呼吸、心臓マッサージからなる。

●いのちの電話

「いのちの電話」は、精神的な悩みや問題で苦しんでいる人にたいし、電話でカウンセリングするシステム。この運動は昭和46年「東京いのちの電話」がはじめて、ボランティアでなり立っている。特徴は、24時間相談が受けられる。秘密を守る。無料。匿名が原則。相談者は特定の訓練過程を終了した者など。昭和57年の年間相談件数は、12万4千件で、相談者は10代が3分の1である。世界で最初の電話相談は、1906年アメリカではじまった。

●壊死(えし)

肉体の一部の細胞や組織の死を壊死と呼び、全身での死と区別している。原因は細胞に酸素欠乏や栄養障害が起こると、細胞が融解し死滅すると考えられている。

●エンバーミング

遺体をある期間保存しておくために科学処置を行うこと。まず遺体から血液を抜き取って、液状の防腐剤を注入する。これは土葬を主とするアメリカで発達した。現在、アメリカではエンバーミンクは一般的におこなわれており、葬儀大学での主要な科目となっている。
トーマス・ホームズは「エンバーミンクの父」と呼ばれている。彼は南北戦争のときに遺体を1体につき100ドルで防腐処置を請負い4年間で4,028体を処置したという。


カ行

●火葬

遺体を焼いて灰にする葬法の一種。ヨーロッパでは新石器時代から紀元前後頃まで行われ、日本では仏教とともに普及した。明治時代に入って、コレラの流行で火葬率が上昇し、現代では都市部を中心に大部分が火葬である。

●救急看護

外傷、突然の発病、病気の急変で直ちに医療処置が必要な際に行う看護。おもに救命・救急処置を中心とするが、応急の場合に限り、看護婦は法的に医療行為をすることが許されている。

●救急蘇生法

生命に危険がある場合に行う処置。呼吸停止や心臓停止の応急処置として、気道確保・人工呼吸・心臓マッサージの順に行う。

●救急病院

消防の救急隊によって搬送される傷病者に関する医療を行なう病院、または診療所。要件として救急医療について知識と経験をもつ医師が常時診療に従事する。手術室の設備があり、搬送に便利、優先病床などがある。

●共同墓地

日本では明治のはじめに仏教に関係のない埋葬地が要請され、公共施設として共同墓地が設けられ発達した。旧式の共同墓地は単に墳墓を並べたにすぎないが、新しいものは公園的な景観をそなえたもので、大正12年に開設した多摩墓地は日本最初の風景墓地で、面積の6割を通路と庭園緑地に用いている。

●欠損家族

未成年者のいる家族で、片親ないし両親がかけている家族を指す。

●検視

検察官、警察官などが法律上の手続きを取り、変死体を調べること。

●献体

死後、自分の遺体を病理解割か臓器移植などに役立てるために提供すること。申込み書には、肉親の同意書が必要。解剖実習終了後遺体は火葬にされる。昭和59年現在、献体篤志家団体は53国体で、登録者は約6万人。


サ行

●死因

心拍脈、呼吸、脳の機能が停止したとき、この原因となった傷病名と症候群名を死因と呼ぶ。死因には大きくわけて病死と、外因死がある。外因死には、さらに、不慮の事故、災害死、自殺、他殺などに分類される。

●自殺

自分の意志で自らの生命を絶つこと。自殺には単独自殺や複数(心中)があり、3大動機は病苦、精神障害、愛情問題がある。

●死亡

妊娠中生きていた胎児が死体となって分娩されること。衛生統計では、妊娠第4か月以後の死児の出産をいう。死産の原因としては先天異常、分娩外傷など。

●死戦(期)

ガンなどの死亡原因となる要因が作用して生体が死に至るまでの期間をさす。顔つきは死相を現わし、脈捕は次第に弱くなっていく。死戦(期)には長短があり、長いものでは心臓内に凝血ができたりする。

●自然死

自然死とは全身の臓器が老化して死に至るものと思われるが、実際に解剖してみると、何らかの疾病が発見される。従って外因死ではなく、かつ死因となる疾病が見出されなかった場合をさす。死亡診断書には、「病死及び自然死」という欄がある。

●死体遺棄罪

死体を遺棄する罪。死体の場所的移転のほか、法令、習慣などによる埋葬義務者の置き去りも含む。3年以下の懲役。

●死体凝血

心臓の停止によって血流が停止し、心臓や大きな血管で死後凝血が起こること。小血管や毛細血管では流動血のまま。

●死体検案書

医師が自分で治療していたものでない死体について、その死亡を証明するもの。死亡診断書と同じ意味をもつ。

●死体現象

死の直後から起こる新陳代謝の停止と、外界の影響によって身体に表われる変化や現象をいう。早期死体現象には、皮膚の蒼白化、血液の就下と死斑の発現、体温低下、体表面の乾燥、筋肉の弛緩と硬直、角膜の混濁がある。後期死体現象には、組織の融解、腐敗、白骨化、ミイラ、死蝋などがある。

●死体硬直

死後全身の筋肉が弛緩し、緊張を失うが、時間の経過とともに再び筋肉が固くなる。死後硬直は、死後3〜4時間で始まり、死後30時間くらいまで続く。固くなる順序は、顎関節、首、肩、上肢、下肢、手指と下に向かって起き、現われた順に消える。

●死毒

動物の死体が、細菌の動きによって分解されるときに発生する毒性物質。プトマイン。

●死ぬ瞬間

1969年キューブラー・ロス女史が書きベストセラーになった書籍。この本は2年後に日本語に翻訳され、20万部以上売れた。本書は、末期患者に面接して、彼らの心の動きをまとめたもので、死を受用するまでに、患者の心が5つの変化を経ていくという。@否認と隔離、A怒り、B取引、C抑うつ、D受用。もっとも誰もがこの経過を経るものではなく、初めの段階で亡くなる場合も多い。

●死亡

法律上、死亡と同時に人の権利能力は削減される。死者の財産的権利義務について相続が開始されるが、一身専属権は相続されず、消滅する。

●死亡時期

行方不明や死亡が確実の場合でも死体が発見できない場合には、失踪宣言の制度を設け官公署の証明で死亡の認定ができる。
失踪期間は7年。戦地に行った者や沈没船の乗組員の危難の場合は、危難が去って1年とされ、婚姻を解消したり、相続を開始したりできる。事故などで死亡時刻の前後が確認できない場合、同時死亡として推定し、お互いに相続が生じない。

●死亡数

厚生省の人口動態統計課では、毎年末にその年の出生・死亡・結婚・離婚・死産の年間数を推計し、公表している。昭和63年の死亡者数は79万5千人で、死亡率(人口1,000対)は18.5。三大死因の死亡数と死亡率(人口10万対)は、第1位のガンは20万6千人(168.8)、2位の心疾患は15万7千人(128.7)、3位の脳血管疾患は13万人(106.5)である。

●死亡届

死亡の届出は7日以内に、死者の本籍地、死亡地、届出人の居住地のいずれかの市町村役場の戸籍係へ、死亡診断書または死体検案書を添えて行なう。

●死亡時刻

死が確定された時間。心臓死では死亡時刻の判定は比較的容易であるが、脳死の場合には問題がある。

●死亡診断書

医師または歯科医師が、診療中の患者の死亡にさいして死因などを記録する文書。記入事項は死者の氏名、年令、性別、発病年月日、死亡時間、死亡場所、死因などで、死亡届けと一緒に、市区町村役場に堤出する。

 

●死亡率曲線

死亡率を縦軸とし、年令を横軸にとって描いた曲線。乳幼児期で高く、その後急連に下降し、12〜3才で徐々に上昇する。50才を過ぎてからは急速に高くなる。ほぼ全年令で、男性が女性の数値を上回る。

●心臓死

心臓の病気や1次的な心臓の機能低下が原因となって死亡すること。急性には心筋梗塞、慢性では鬱血性心不全がある。

●心臓マッサージ

心臓の鼓動が停止したとき、人工的に拍動させる手段。心臓マッサージは心拍停止後、3分以内に始める。

●終末ケア(ターミナル・ケア)

回復の見込みのない末期忠者とその家族にたいして行う援助。末期で死を迎えようとしている患者にたいし、その肉体的・精神的苦痛を和らげるために、専門の教育を受けた者が行なう援助で、ホスピスもそうした患者のニーズに答えるために、生れたものである。

●終末呼吸

死を間近にした人の呼吸で、多くは下顎の呼吸に始まり、あえぎ呼吸を経て、最後に無呼吸となって死亡する。魚が口をパクパクするような呼吸があえぎ呼吸で、終末呼吸は主にこれをさす。

●終油

カトリック教会7における秘跡の一つ。死に臨んだ信者に対し、司祭が聖香油を塗って罪の許しを願い、苦痛に耐える力を祈り、心と身体に救いの恵みを授けること。

●心臓瞬間死

急死のなかで、突然心臓が停止したものを突然死という。数分以内に死亡するものを瞬間心臓死、そして症状が急変して6時間以内に死亡するものを急死という場合もある。

●死冷

死亡すると体温は周囲に熱を放散し、従って次第に体温が低下していくように感じる。気温が15〜20度の場合には、1時間当たり0.5〜1度低下し、死後24時間くらいで周囲の温度と同じになる。

●死蝋

死体が水中や地中にあって、空気から遮断された状態にあると、腐敗がさまたげられた状態で脂肪が変性し、白色または貴褐色となる。これを死蝋という。

●生命保険

生命保険は大きく別けて@死亡保険A生存保険B生死混合保険の三つがある。@の死亡保険は被保険者が死亡したり、高度障害になった時にのみ保険金が支払われる。Aの生存保険は、被保険者が一定期間生存したときに保険全が支払われる。Bの生死混合保険は、@とAを組み合わせた保険で、被保険者が途中で死亡したときも、満期まで生存したときも保険全が支払われる。養老保険がこれに当たる。生命保険の保険金にかかる税金は、契約者や受取人によって異なり、死亡保険金の場合相続税、所得税、贈与税のどれか、満期保険金なら、所得税、贈与税のどちらかが課税対象となる。

●葬送行進曲

葬儀にさいに演奏される緩やかな曲で、悲哀の情を表わすために短調で書かれる。有名な作品にはショパンの〈ピアノ・ソナタ(変ロ短調)〉の中のものや、ベートーベンの〈交響曲第3番〉英雄の第2楽章は、実際の葬儀によく用いられる。その他ヘンデルのオラトリオ〈サウル〉、ベートーベンの〈ピアノ・ソナタ〉作品16、メンデスルゾーンの〈無言歌〉29番、グリークの〈ノルドラークのための葬送行進曲〉など多数ある。

●尊厳死

人間の尊厳を保つため、植物人間になって生きたり、あるいは治療不可能な状態で苦痛だけがある場合、いっそのこと命をたつことを願い実施すること。1975年のカレン裁判で話題となる。日本では昭和51年、日本安楽死協会が設立され、58年、日本尊厳死協会と改称された。

●尊厳死の宣言書(リビングウイル)

死亡選択遺言、死亡希望書。不治の病気や傷害の場合、生命維持装置にはいって生きるよりも、死を希望する旨を表明した文書。本人が健康のときにかかれる。日本では日本尊厳協会が推進している。


タ行

●タナトス(死の衝動)

タナトスはギリシヤ語の「死」をさす。精神分析家のフロイトは、『快楽原則の彼岸』(1920)のなかで、人間には生命を維持する「生の衝動」と緊張をゼロの状態にしようとする「死の衝動」があるという説を立てた。

●ターミナル・ケア

末期忠者の精神的、肉体的苦痛を軽減するためにケアすることで、家族の死後の遺族のケアをも含む場合がある。ターミナル・ケアの目的は、残された持者の生の質を高め、よりよい死を迎えるように援助することである。

●ターミナル・ケアのニーズ

末期患者の欲求には身体的、精神的のものの他、社会的、宗教的な欲求があり、それが相互に絡み合っているといえる。
□身体的ニーズ=苦痛、吐き気、呼吸困難、食事、排泄などの処置。
□精神的ニーズ=死に対する不安、孤独など患者の心の問題の処置。
□社会約ニーズ=遺産相続などの経済や家庭問題。家族や職場の問題の相談。
□宗教的ニーズ=精神的ニーズの一つであるが、心の悩みを心理的側面だけで処理し切れない場合には、欧米ではカウセラーや病院付き牧師などが相談に来るケースがある。

●チャプレン

病院や軍隊など、教会以外の施設や団体の宗務のために任命される聖職者。

●デス・エデュケーション(死の教育)

現代は病院で死ぬケースが増え、それだけ家庭で死を看取るという場面が無くなっている。従って、死は毎日ニュースなどで見聞きするにも関わらず、実際自分の身内や自分自身がそうした場面に道遇すると、どうしてよいかわからないため心理的パニックに落ち入る場合がある。そこで、死とは何かを、医学、心理学、社会学、文学などの側面からアプローチして、末期忠者や遺族の相談に役立てること。

●デスマスク

死仮面。死顔をセッコウで型をとって作った面。日本では1881年、大鳥圭介夫人が最初といわれる。

●土葬

死体を土中に埋める葬法。4大葬法の一つで、中国、朝鮮、イスラム圏、キリスト教諸国で行われている。土葬はしばしば死者の国が地下にあるという観念に結び付いており、副葬品の多いことも土葬文化の特徴である。イギリスなどカトリック国でない諸国では、火葬が普及してきているが、アメリカでは現在9割が土葬である。


ナ行

●ニアデス体験

交通事故や危篤などで1次的に意識が不明となり、死に近い体験に遭遇すること。日本ではレイモンド・ムーディ博士の『かいま見た死後の世界』の翻訳や、スエーデンボルグの著作などで有名となる。ムーディ博士はニア・デス体験には、ある共通の項目があるとしている。それは「自分が肉体から抜け出して、自分の死の宣言を聞く」「暗いトネンルを抜ける」「生と死の境界の向こうが美しい世界である」など。

●乳児死亡

生後1年未満の死亡をいう。乳児の生存は母体の健康状態や養育条件の影響を強く受けるため、乳児死亡率は、その地域の衛生状態や生活水準を表わす目安となる。日本の乳児死亡率は、大正末期まで出生1,000人当たり150人以上であったが、昭和15年に100人以下となる。昭和180年では5.5となっている。1983年の世界の乳児死亡率をみてみると、日本の6.2、アメリカの11.2、フランスの9.1、スイスの7.6となっている。

●脳死

脳幹を含む脳全体の機能が停止した状態をさすが、その判断基準は国により違いがある。1985年厚生省の基準によると、
1. 深昏睡、
2. 自発呼吸の消失、
3. 瞳孔の画定、瞳孔径は4ミリ以上、
4. 対光反射などの脳幹反射の消失、
5. 平坦脳波、
6. 以上の条件が満たされ6時間以上変化がない。

脳死の問題は、臓器移植の問題と密接に関係があり、医学的、法律的、が残されている。


ハ行

●バイタルサイン

人間が生きていることを示す基本的な兆候をいい、一般に呼吸、脈捕、体温、血圧の4つを指す。

●悲嘆

家族や愛する人を亡くしたさいに示す反応で、心理的並びに身体的な症状からなっている。リンデマンは悲しみの反応を5つの段階に分けている。
1. 身体的苦痛症状
2. 故人の姿にとらわれる
3. 罪悪感
4. 敵意反応
5. 普通の行動様式の喪失

●平均寿命

人が出生した瞬間から、平均してあと何年生きられるかを示す年数。またある年齢の人が平均あと何年生きられるかを示す年数を「平均余命」という。1935年の男子、46.9年、女子49.6年。1981年では男子73.8年、女子79.1年。

●ペイン・クリニック

患者の疼痛に対処するには、麻酔剤による神経ブロックが行なわれる。ペイン・クリニックには主に薬剤が使用されるが、心理的な要素も重視される。

●ホスピス

ガンなどの不治の病にかかった患者を、最後まで充実した生き方を続けさせるための施設、または介護システムをいう。1967年イギリスのセント・クリストファー・ホスピスにおいて、ソンダース博士によって始められた。多くは在宅看護が中心で、24時間監視体制が行き届いたチームが必要とされる。日本では81年11月静岡県浜松に聖霊三方原ホスピスが初めて設置された。

●ぽっくリ病

急性の心臓病の一種で、原因が心臓の気質的病変として認められないもの。20〜30才代の男子に多く、睡眠中に発作がおき休止する。

●墓碑銘

死者を哀悼して墓石に記した文章。死者の生年〜没年や業績を讃えたものが多く、古代ギリシャ時代からその伝統がある。

●ホフマン式算定法

中間利息の控除方法。事故などで死亡した損害賠償請求額の算定方法で、他にライプニッツ方式がある。


ヤ行

●遺言

死亡後に効力が発生するように、一定の方式に従った意思表示。満15歳に達したものは遺言ができる。遺言の方式には、自筆証書遺言、公正証遺言、秘密証書遺言がある。危急時遺言として、死亡危急者の遺言と船舶遭難者の遺言がある。公正証書でない遺言書は、家庭裁判所で検認を受ける必要があり、封印のある遺言書は、家庭裁判所で開封する必要がある。


ラ行

●ライプニッツ方式

損害賠償における逸失利益の算定方式の一つ。中間利息の控除方法のうち、複利割引法。

●老衰

年をとって身体の機能が衰弱したために起こる死亡をいう。高齢者が死亡し、死因がはっきりしない場合には老衰死という病名が用いられた。老化現象は、身体の各部が同一速度で起こることはなく、個人差も大きい。昭和60年の老衰による死亡者数は、約2万7千人で、全死亡の3.7%を占めた。

●老年人口

65才以上の人口を意味し、福祉や保険制度の対策上の目安となる。

●老年痴呆

老年期の痴呆の原因となる代表的疾忠。老年痴呆患者の大脳は萎縮し、脳溝は開大する。症状は記憶力の低下、性格変化、抑うつ気分から始り、失禁、寝たきりの状態になる。多くは数年で死に至る。

 

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